GALLERY TSUBAKI ギャラリー椿
室越健美 展
2007年11月17日(土) 〜 12月1日(土)
a.m.11:00〜p.m.6:30 日曜・祭日休廊
室越健美展 home |
| 夕立が去って |
| 道端の小さな野花が息をふき返した |
| まもなく今日も終わる |
| 僕は疲れて体が重い |
| 帰らなくては |
| いつか君は言っていたね |
| 絶対という言葉が好きだって |
| その確信に満ちた響きを聞くと元気がでると |
| でも たぶん君も疲れている |
| 僕は僕で気になってる言葉があるんだ |
| 時間軸に立つ柳の木の元に |
| 異なったベクトルの二つのエネルギーが加わり |
| 三つが流星のごとく交差し そして離散する |
| 例のあの俳句のことだ |
| 「田一枚 植えて立ち去る柳かな」 |
| どこに立ち去るというのか? |
| 大地や軒下に帰り 旅を栖とするとしても |
| たとえば |
| 時は百代の過客であり |
| 人は漂泊の思いやまない旅人であるならば |
| 僕はやはり絶対という言葉を信じない |
| 月夜の浜辺に打ち上げられた魚のように |
| 今夜もまた |
| 片雲の風にさそわれた深い眠りが |
| 僕たちをどこかかに連れてゆこうとする |
| つまり 僕らは仮の姿なんだ |
| どこかに帰るための |
| home |
| 夕立が去って |
| 道端の小さな野花が息をふき返した |
| まもなく今日も終わる |
| 僕は疲れて体が重い |
| 帰らなくては |
| いつか君は言っていたね |
| 絶対という言葉が好きだって |
| その確信に満ちた響きを聞くと元気がでると |
| でも たぶん君も疲れている |
| 僕は僕で気になってる言葉があるんだ |
| 時間軸に立つ柳の木の元に |
| 異なったベクトルの二つのエネルギーが加わり |
| 三つが流星のごとく交差し そして離散する |
| 例のあの俳句のことだ |
| 「田一枚 植えて立ち去る柳かな」 |
| どこに立ち去るというのか? |
| 大地や軒下に帰り 旅を栖とするとしても |
| たとえば |
| 時は百代の過客であり |
| 人は漂泊の思いやまない旅人であるならば |
| 僕はやはり絶対という言葉を信じない |
| 月夜の浜辺に打ち上げられた魚のように |
| 今夜もまた |
| 片雲の風にさそわれた深い眠りが |
| 僕たちをどこかかに連れてゆこうとする |
| つまり 僕らは仮の姿なんだ |
| どこかに帰るための |
室越健美 |

お問い合わせ gtsubaki@yb3.so-net.ne.jp
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1947(昭和22年) 現在、多摩美術大学教授 |